会議や打ち合わせで、紙とペンを使ってサッと図解したいときがあります。しかし、最近のZoomのミーティングなどが増えたことでそれができずに困ったりしていませんか?
そんなときにExcelを使って簡単に図を出すボタンの作り方です。
マクロを使いますが、マクロを使ったことがなくても大丈夫です。

なるほど。つまりこういうことですね(サラサラ)。


これを5分かけてマウスで書いているのを見せられている時間…
- できること…Excelに、枠と線を描くボタンを追加する。
- 所要時間 5分
- 手順
- 個人用マクロブックを使えるようにする
- マクロを貼り付ける
- リボンにボタンを作る
1.個人用マクロブックを使えるようにする
Excelを開いたときに常に使えるマクロファイルが個人用マクロブックですが、デフォルトでは存在しない場合があるので以下の手順で作成します。
- 画面下のマクロを記録ボタンをクリックします。
- マクロの保存先に、個人用マクロブックを選択します。
- OKを押し、A1のセルに”テスト”と入力します。
- 画面下のマクロ記録ボタンを押し、記録を終了させます。

2.マクロの貼り付け
- Excel上で”Alt+F11”を押してVBAの編集画面を表示させ、左のツリーのPersonal.xlsbにある”Module1”をクリックします。
- 先ほどのマクロ(Sub Macro~)が記録されているので、全部消します。
- 下に貼られているマクロをすべて選択し、消したスペースに貼ります。
- 右上の×ボタンで編集画面を閉じます。

Sub myRec()
'
'選択しているセルに、四角を書きます。
'
ActiveSheet.Shapes.AddShape(msoShapeRoundedRectangle, ActiveCell.Left, ActiveCell.Top, 120, 70).Select
Selection.ShapeRange.ShapeStyle = msoShapeStylePreset1
With Selection.ShapeRange.Line
.ForeColor.RGB = RGB(154, 107, 60) '線の色を変えます。
.Weight = 2.25 '線の太さを変えます。
End With
Selection.ShapeRange.Fill.ForeColor.RGB = RGB(255, 255, 255) '白で塗りつぶします。
End Sub
Sub myCon()
'
' 選択しているセルに線を引きます。
'
ActiveSheet.Shapes.AddConnector(msoConnectorElbow, ActiveCell.Left, ActiveCell.Top, 200, 200).Select
With Selection.ShapeRange.Line
.EndArrowheadStyle = msoArrowheadTriangle '終端を三角矢印にします
.ForeColor.RGB = RGB(98, 117, 67) '線の入りを変えます。
.Weight = 2.25 '太さを変えます。
End With
End Sub
あともう少しです!
3.マクロを起動するボタンを追加する
- クイックアクセスツールバーの右側の下向きの三角をクリックします。
- その他のコマンドを選択します。

- コマンドの選択のメニューで、マクロを選択します。
- 先ほど貼り付けたマクロが表示されるので、2つとも追加します。
- アイコンが同じで分かりにくいので、”変更”をクリックして任意のわかりやすいアイコンに変更しましょう。

これで、クイック操作に追加されました。以後、どんなエクセルファイルでもこのボタンを押すだけで、枠と線を追加することができます。

追加情報
こちらのマクロでワンタッチで線と枠を作成できるようになりますが、さらに下のリンク先の機能を使うと簡単にきれいに整形することができるようになりますので、こちらもぜひご参照ください。
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