
このサイトで説明しているマクロですが、共通して設定する項目があるのでこちらのページにまとめてみました。

このページとマクロの紹介ページだけ見ればマクロが使えるようになるよ!
個人用マクロブックを使えるようにする
個人用マクロブックというのは、Excelファイルを開いたときに自動的に裏側で開かれるものです。
このファイルによく使うマクロを登録しておくと、どんなエクセルファイルであっても同じようにマクロを使うことができます。
例えば、”ファイルに今日の日付を挿入してマイドキュメントに保存するマクロ”を個人用マクロブックに登録しておけば、他人からメールで送られたシートでもなんでもボタン一つで日付を付加して保存する、ということができるようになります。
個人用マクロブックの作成方法
Excelを開いたときに常に使えるマクロファイルが個人用マクロブックですが、これまで使ったことがなかったりデフォルトでは存在しない場合があります。その場合は以下の手順で作成します。
- 画面下のマクロを記録ボタンをクリックします。もしマクロ記録ボタンがない場合は、
- マクロの保存先に、個人用マクロブックを選択します。
- OKを押し、A1のセルに”テスト”と入力します。
- 画面下のマクロ記録ボタンを押し、記録を終了させます。

作成した個人用マクロの実行
作成したマクロを実行する方法はいくつかあります。
ここでは、そのうち3つを紹介します。
マクロ実行ダイアログ
Excelを開いて、Altキーを押しながらF8を押します。

開いているマクロ付きブックや個人用マクロブックに登録されているマクロが表示されるので、実行したいマクロを選択するだけで実行されます。
※この方法を使う場合、マクロの名前をわかりやすく日本語などでつけるほうが良いでしょう。
ショートカットの作成
ショートカットキーとは、キー入力の組み合わせで実行することができる機能です。例えば”Ctrl+C”がコピーで”Ctrl+V”が貼り付け、というのがいちばん有名ですね。
先程のマクロのダイアログで、ショートカットを作成したいマクロを選択した状態で”オプション”をクリックし、ショートカットキーを設定します。ここで、四角い箱を選択した状態で例えばMキーを押すと”Ctrl+M”がショートカットキーとして登録されます。

単純なショートカットだと他のグローバルなショートカット(上述のコピーペーストなど)とかぶってしまうことがあるので、例えば”m”ではなく大文字の”M”で登録しておくとショートカットキーが”Ctrl+Shift+M”となり、被りにくくなります。
また、ショートカットキーは忘れやすいので頻繁に使うものだけにしましょう。

僕はExcelで作業ログを書いているので、自動でタイムスタンプとタグを挿入するマクロを作ってそれだけ使ってるよ

調子に乗って登録しすぎて、いざ使おうと思うと思い出せない・・・
ショートカットボタンの登録
最後は、クイックアクセスツールバーに登録する方法です。クイックアクセスツールバーは、デフォルトではExcelのウインドウのタイトルバーの左側に表示されているボタンのことです。
Excelの画面の左上の”ファイル”をクリックをして、左側にあるメニューから”オプション”をクリック、”クイックアクセスツールバー”を選択します。
ここで”コマンドの選択”のドロップダウンリストから”マクロ”を選択すると、登録してあるマクロ表示されます。
クイックアクセスツールバーに登録したいマクロを選択して追加します。
これで追加されますが、そのままだとアイコンがわかりにくいので、登録したボタンを選択した状態で”変更”(下図①)をクリックすることでアイコンを変更することができます。

登録すると、下図のようにアイコンが表示されますので、クリックするだけで実行することができます。

マクロの登録
サイトで紹介しているマクロのコードを、個人用マクロブックに登録する方法です。
※個人用マクロブックが表示されない、という方はこのページの一番上にある個人用マクロブックの作成方法を参照してください。
- Excel上で”Alt+F11”を押してVBAの編集画面を表示させ、左のツリーのPersonal.xlsbにある”Module1”をクリックします。
- すでにマクロが登録されている場合、下にスクロールして”End sub”の次の行以下に記載されているマクロをペーストします。
- マクロは”Sub xxx”から”End Sub”までがワンセットになります。
- xxxの部分がマクロの名前になりますので、わかり易い名前をつけておきましょう。
- 右上の×ボタンで編集画面を閉じます。

開発タブの表示
マクロの登録やカスタマイズをするための開発タブが表示されていない場合は、以下の手順で表示させることができます。
- 画面左上の”ファイル”をクリック
- 左側の一番下にある”オプション”をクリック
- ”リボンのユーザー設定”をクリック
- ”開発”タブにチェックを入れる



①この開発タブから”マクロの記録”をクリックすることで記録を開始することができます。
②また、Alt+F8の代わりにこのタブのマクロボタンから、実行したいマクロを選択することができます。

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