以前銀座のロフトで(確か)見て一目惚れしたのですが、それからしばらく経って地元のロフトにあるのを見かけて我慢ができず購入。ある程度使った感想を交えてレビューします。
おすすめ度
80点
細かい作りはしっかりしているので、以下に記載している利点が使い方にフィットしている方にはかなりおすすめです。
ただ、たくさん荷物が入るわけではなくギミックもないこと、背負った際の背中の感触が硬いことなどデザインだけで選ぶのであれば他の製品を選択したほうが無難かもしれません。
このリュックの特徴
Tondoは硬いフレーム構造となっており、ワンタッチでパカッと開く財布のような構造が特徴。
これはアートフィアー社のリュックのメインコンセプトで、人工皮革で作ったダレスバッグという先行のヒット商品があります。

メインルームには中央に仕切りがあってメッシュの小物入れがあります。

背面には、16インチのPCが収納できる止水ファスナー付きのポケットがあります。

正面左右に大小の収納があります。

いい点
- ワンタッチで開く
- 大きく開く
- 片手でファスナーが開けられる
- そこそこ容量がある
私の使い方では、電車の中で前にかばんを背負った際、中から本を出したりイヤホンをしまったり、ということをすることが多いのですが、ワンタッチで大きく開くので中のものを取り出すのにストレスが掛かりません。また、のしやすいというメリットがあります。通常のリュックだと、片手で抑えながらファスナーを左右にすこし開けて、中の物をゴソゴソ探す、というケースが多いです。
また、本など買い物をしたときに前に回しておいて、財布やカードを出したり買ったものをかばんにしまう際にもスマートに行うことができます。

片手でファスナーが開けられるのもポイントが高いです。右手にペットボトルを持ちながら左手でファスナーを開けようとしてイライラするようなことがなくなりました。
- 上質な質感
- ソフトなイメージなのに形が崩れない

店頭で売られているリュックは、大体中に詰め物がしてあります。これは詰め物がしていないとしぼんでしまってきれいなフォルムにならない、ということです。
昔形が気に入って買ったポーターのリュックがあったのですが、気に入った形を維持するために中に骨組みを入れて固定したり涙ぐましい努力をして結局面倒になって使わないということがありました。
それに対して、このリュックはフレーム構造が形をキープしていることと使用している本体のポリエステルを編み込んだような素材が、荷物のあるなしに関わらずきれいな形をキープしてくれています。
いまイチな点
- 背負い心地
- 内側の生地

フレーム構造の悪い点なのか、固くて背中にフィットしている感じがしない。
また、内側のロゴの入ったナイロンの柄は、昔の父親のアタッシュケースを思い出させて、ちょっと、なんというかおっさん臭い…

比較したリュック
ワンタッチで開くリュックを探していたのですが、見つかったのは実はあまり種類がなく
クリックバッグというマグネットで留められるタイプと
ハンズオリジナルのヘビーというシリーズの2つだけでした。

クリックバッグはガジェット好きとしてはちょっと惹かれたのですが、かばんを使い分ける(バッグインバッグに必要な小物一式を入れている)のでたくさんのギミック付きポケットがついていても結局使わないのと、あまりかっこよさを感じなかったため却下。
ヘビーシリーズは見た目も機能もかなり好みだったのですが、肝心のメインルームを開ける機構がワンタッチと言いつつ実際に触ると開けにくくしめにくかったため、残念ながら断念しました。

まとめ
メインルームをほとんど開けなかったり、リュックやかばんを変えることがなく、カードや充電ケーブルなどいろいろな収納ポケットに常にセットしておきたい、というような人はもっと良い選択肢があるかもしれません。
逆に以下のような頻繁に開けたり閉めたりする人にとってはベストバイのリュックと言っても過言ではないでしょう。
- 電車の中で必要なものをぱっと開けてさっと取り出せる。
- 大きく開けて、バッグインバッグなどかさばるものを引っかからずに取り出せる
- 電車や喫茶店などで頻繁に開けたり閉めたりする
- 見た目が気に入ったのに形が崩れていると気になる
ではまた
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